My☆Teacher
仕方なくうなずいたあたしに、彼女はやっぱりと言う顔をした。

「で?」

あたしは聞いた。

「あたしたちのことを聞いて、ネタにするんでしょ?

好き勝手におもしろおかしく書いて」

「えっ、いや…」

「そう言うことなんでしょ?

あなたがやりたいのはあたしと先生をネタにあげて、好き勝手に記事を書くことでしょ?」

あたしの言葉に、山瀬さんは何故かオロオロし始めた。

一体何をオロオロしているのやら。

首を傾げたあたしに、
「書きたければ勝手に書けば?」

聞き間違えるはずのないその声に、あたしは視線を向けた。
< 104 / 205 >

この作品をシェア

pagetop