My☆Teacher
何これ、もしかして貞操の危機!?

まさか、そう言うことするの!?

あたしの頭の中を読んだと言うように先生が、
「梨代の許可が下りればね」

ニッと笑った。

下ろす訳ないでしょうが!

って言うか、
「…絶対に行かなきゃダメですか?」

「当然」

ガーン…。


そして、こないでくださいと何度も願った金曜日の夕方。

両親には雪美の家に泊まると言って家を出た。

お泊まりセットを持って近所のコンビニの駐車場へ行くと、そこに先生の車は待っていた。

コンコンと助手席の窓をたたくと、ドアの開く音がした。
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