My☆Teacher
どうすればいいのよ…。

このままじゃ、あわよくばになっちゃう…。

まんまと先生のペースに乗せられているこの状況の脱出方法を考えるも、頭は働かない。

もう完全に麻痺していた。

そう思っていたら、離れた唇。

「梨代、その顔ヤバい…。

マジで反則だよ…」

「ッ…」

先生の切なさそうな顔が見えたのはほんの一瞬。

すぐにふさがれた唇。

あたしの方が、ヤバいんだってば…。

もうどうすることもできない。

頭も躰も働かない。
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