My☆Teacher
ん?

「先生、行動が違います」

「勇吾」

後ろから先生の人差し指が伸びてきたと思ったら、あたしの唇をトンとたたいた。

それからもたれかかるように、後ろからあたしを抱きしめた。

「えっ、ちょっ…!?」

な、何!?

何なの!?

突然のことに戸惑っているあたしに、
「んー、一休み」

耳元で先生が言った。

「いや、一休みなら一休みで…」

違うところでやってくださいと言いかけたあたしに、
「梨代がそばにいなきゃ楽しくないもん」

先生はさえぎるように言った。
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