My☆Teacher
あまりの立ち直りの早さに戸惑っているあたしに、先生はスイーツのような甘い笑顔を浮かべる。

「今週の日曜日、デートしようか?」

先生が言った。

「で…デート、ですか?」

あたしは聞き返した。

「うん、デート。

梨代と俺の婚約指輪を選びにね」

今から楽しみだと言うように笑っている先生に、
「…ちょっと、早くないですか?」

あたしは言い返した。

「早い方が得だと思うな。

梨代が俺以外の男に目が行かないためのおまじないとして、ね?」

「何ですか、それ…」

口では、あたしは呆れたと言うように先生に返した。
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