My☆Teacher
「黙ってちゃわかりませんよ?」

先生だったら、気づいてよ。

私のこの気持ちに。

私が先生に抱いてるこの思いに。

「僕は、梨奈子だけですよ?

梨奈子しかいらないんですから」

ギシッと沈んだベッドに、先生が乗ってきたのがわかった。

――私しかいらない

じゃあ何で、私以外の人にあんなことしたの?

「梨奈子…。

僕を見てください」

見たらきっと、泣いてしまう。

見たらきっと、気持ちを言ってしまう。
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