My☆Teacher
あなたが好きだって。

先生が好きだって。

「じゃあ、もうしないって誓いますか?」

ふとんの中で、あたしは尋ねた。

「そうやって私以外の女の子になれなれしくしたり、声かけたり……抱いたりしないって」

ほら、黙った。

むしろ、驚いたんじゃない?

見られてたなんて、ビックリしたんじゃない?

「誓いましょう」

えっ?

驚いて、あたしはふとんをはいだ。

「全く、梨奈子はヤキモチ焼きなんですから」

そう言った先生の顔は、笑っていた。
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