My☆Teacher
軽薄そうって言うか、媚びを売っているように見えて仕方がない。

俺はかっこいいんだよ、みたいな。

とりあえず笑ってりゃ、女はイチコロみたいな。

ああ、イチコロなんて今の時代は使わなかったね。

とりあえず、イケメンなのは認める。

用務員のおじさんよりは多少の目の保養になるからだ。

って言うか、先生と関わることなんてこの先ないと思ってるから。


その日の放課後のことだった。

「ええっ!?」

驚きのあまり大きな声を出したあたしに、
「大きい声出さないでよ」

雪美は人差し指を唇に当てた。
< 4 / 205 >

この作品をシェア

pagetop