My☆Teacher
でも先生が許してくれる訳がない。

「いや、どうしても城本1人だけできて欲しい。

城本とマンツーマンで話がしたいから」

先生はたしなめるようにクラスメイトに言った。

そんな…。

わかってたけど、ダメージはデカい。

「はーい、わかりましたー…。

話は梨代の方から聞きまーす」

そこまで言うの!?

あたしは自分の耳を疑った。

やっぱり、何があっても山吹ファンの女子たちを敵に回したくない。

回したその日は死刑確実だ。


クラスメイトたちが帰ったのを確認すると、準備室に向かう。

右を確認、左を確認、前後ろ……よし、いない。
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