My☆Teacher
「何しにって…授業サボったうえに放課後こなかったくせにひどいなあ」

先生は呆れたと言うように息を吐いた。

「だ、だって!」

言い訳するあたしを、
「青山の役に立ちたかったのは、俺だってわかる」

「えっ…」

青山とは、雪美の名字だ。

何でそこに、雪美の名前が?

驚いているあたしに、
「青山に聞いた。

城本に話があるから、彼女がどこにいるか知らないかって。

そしたら、答えてくれた」

先生が答えた。

バカ雪美め。

余計なことしやがって…。

って言うか、フツーは答えないって言う話よ。

雪美ったら、おしゃべりなんだから。

心の中で毒づいたあたしに、
「心配かけないで欲しいな」

えっ?
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