My☆Teacher
「勇吾」

実は未だに名前で呼ぶことにはなれていない。

つきあって3ヶ月が経ったから、だいぶ呼べるようになったかなって思うんだけど。

「勇吾、待っ…」

「待てない」

「――ッ…」

振り向かされたのと同時に、重なった唇。

角度を変えて、何度でも何度でも重ねてくる。

ここ、学校なんだけど。

先生、絶対場所忘れてる。

でも…止めてくれないキスの嵐。

ああ、もう……バカでしょ。

この人バカでしょ。

自分たちが今いる場所を忘れてキスするって、バカでしょ。
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