My☆Teacher
とは言え、彼に巻き込まれるあたしもあたし。

だって、好きなんだもん。

…なんて、言ってあげないけど。


その翌日のこと。

「日直って何なのさ」

両手にはクラスの人数分のノート。

これを持って先生のいる準備室に向かっている真っ最中だった。

つーか、女の子にノート持たせるって…何のいじめなんだよ、一体。

思っててもしょうがないから、とりあえず今はこれを終わらせよう。

そう思っていた時だった。

「城本梨代さんですね?」

後ろから声をかけられた。
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