噂のあの人

「ほら。学校いくぞ。」



「えっ、なんで?
私、友達待ってるんだけど。」



「どうせ、安藤だろ?
あいつなら龍平といってるんじゃねえ か?」



「はぁぁぁ!?
どうゆうこと?」



「どうゆうこともなにもそのまんま。
ほら、行くぞ。」



いきなり手を引っ張られた。


うわ、ほんと無理だって。。。



「ちょっと、ねぇー。
手、離してくれない?」



「は、無理。
だってカレカノじゃん。おれら。」



あいつがふっと笑った。
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