永遠なんてない。

「ただいまー」


「あれ、早かったのね」


家に帰り着くと、お母さんが掃除機をかけていた。


「うん。試合見に行っただけだから」


「そうなの?てっきり男の子と出かけたのかと思ったわ」


「そんな相手いないよ」


「あら、そうなの?残念ね〜」


残念って…。

2階に上がって、ベットに体を沈める。


「…ねむ」


朝が早かったから、眠い。

大きなあくびを一つすると、睡魔が私を襲った。


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