永遠なんてない。
お母さんにお金をもらい、近くのスーパーで買い物をする。
外はもう、暗かった。
時計を見ると、6時半。
結構、寝てたんだなあ。
近所の公園を通りすぎようとした時、ブランコに人影を見つけた。
ん…?
後ろ姿しか分からないけど、ジャージの背中のところに“FUZOKU”と書いてあるのがわかった。
ウチの学校の人だ…。
その後ろ姿は、泣いているように見えた。
勝手に足が動いていた。
「……」
その彼の近くに行ってみた。
やっぱり…泣いてる。