永遠なんてない。

お母さんにお金をもらい、近くのスーパーで買い物をする。


外はもう、暗かった。

時計を見ると、6時半。


結構、寝てたんだなあ。


近所の公園を通りすぎようとした時、ブランコに人影を見つけた。


ん…?


後ろ姿しか分からないけど、ジャージの背中のところに“FUZOKU”と書いてあるのがわかった。


ウチの学校の人だ…。


その後ろ姿は、泣いているように見えた。


勝手に足が動いていた。


「……」


その彼の近くに行ってみた。

やっぱり…泣いてる。


< 30 / 84 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop