永遠なんてない。
「なにあれー…怖」
カナコが、怒ったように言う。
「マネージャーとかかな?」
「バスケ部にマネージャーとかいないでしょ。たぶん、誰かの彼女とかじゃない?」
彼女…か。
顔立ちが大人っぽい彼女は、年上に見えた。
「カナ、ああいう気取った女きらーい」
そう言って、カナコは膨れた。
バスケ部の練習が終わり、私とカナコは学校を後にした。
途中でカナコとも別れ、1人で真っ暗な道を帰っていく。
松岡くんとあった公園の前を通り過ぎた時…