永遠なんてない。

呼び捨て


今日は、始業式だったから午前中まで。

昼休みが終わり、帰りの準備をしていた私に、カナコが大きな声で呼んだ。


「希衣ー!!」


「なにー?」


「ね、今日さ皆でカラオケ行かない!?」


私の席に来て早々、そう言ったカナコは、目が輝いていた。


「カラオケ?」


「うんっ!今日部活も休みだしさあ、クラスの皆で親睦を深めよって!」


今日、部活休みなんだ…。


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