永遠なんてない。

そこには、1人で自主練をしている彼の姿があった。


あの人…昨日、図書室で辞書を取ってくれた人だ。

バスケ部…だったんだ。 


私は、彼が1人で黙々とシュートを入れ続ける姿を、飽きもせず見ていた。


みんなが帰った後、誰もいない薄暗い体育館で1人で夢のために努力をする。

一体、どんな気持ちなんだろうか。

私は一人、そんな事を考えていたー…。


< 6 / 84 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop