永遠なんてない。
学校から近いカラオケ店に、午後二時に集合になった。
私とカナコは、二時まで時間があったので、ゲームセンターなどで時間を潰して、二時ぴったしにカラオケ店についた。
「カナコちゃん遅いよ〜!」
クラスメートの女子が、カナコにそう言うと、カナコはその女子と話し始めた。
二年三組のみんなは、まだカラオケ店の外にいる。
私は、男子の塊の方を見て松岡くんの姿を探した。
「……」
でも、いくら見ても松岡くんはいなかった。
「…いない…か…」
やっぱり、自主練しているんだ。
「希衣?入るよー」
「あ、うん」