永遠なんてない。
全員が同じ部屋という訳には行かないので、大部屋に4つのグループに別れて入った。
つまんないなぁ…。
松岡くんがいないから、とてもつまらなかった。
少し、ため息をついて、オレンジジュースを飲む。
カナコは、新しくできた友だちと楽しそうに歌っている。
「なぁ、京也は?」
京也という名前に、ピクッと体が反応する。
「知らね。また自主練してんじゃね?」
隣にいる男子たちが、松岡くんの話をしていた。
「あいつ本当バスケバカだなぁ」
「何かいま、千本シュートしてるらしいぜ?」
「まじー?考えられねぇ」
呆れたように、男子は言った。
バスケ部の人かな…。
その男子を見ると、あまり背は高くなかったが、髪の毛は坊主で、バスケ部っぽかった。
いや、野球部かもしれないし。
どーでもいい事を考えながら、ボーッとしていた。