永遠なんてない。

「京ちゃん、友だち?」


椅子の脚の部分を蹴って聞いた。


「うん、幼なじみ…っていうか、幼稚園からの腐れ縁なんだ。」


京ちゃんは、後ろに振り向いて言った。


「そうなんだ!名前なんて言うの?」


「小城姫奈」


「こしろ…ひめなちゃん。可愛い名前」


「そーか?あ、希衣、仲良くしてやってよ。あいつ性格に難ありでさ、友だち少ないんだ」


「うん!」


性格に難ありかぁ。


そういえば、カナコがああいうタイプ嫌いって言ってたな。


「ホームルーム始めるぞー」


先生が教室に入ってきた。


姫奈ちゃんかぁ。

仲良くなろ!


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