緒方くんとあたし。




一局しかしていなくて、申し訳なくは思ったけど、時間はここまでしか許してくれない。

春になってここへ住み込むようになればもう少し時間の余裕ができるのだろうか。

上がり框に座って靴を履いているとがらり、と音がした。

ふ、と見上げると

「!!」

ヤンキーな男の子が入って来た。

目が逸らせない。

視線に気がついたのか、ジロ、と睨んできた。

「、、、、、、」

「、、、、、、」





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