緒方くんとあたし。
見れば茶髪でピアスを着けている。
着崩しているのか胸元からは金のネックレスが覗いている。
MDを聴いているのか、イヤホンが耳に掛かったままだった。
すごく、威圧感があって、あたしから話しかけられない、、、、、。
「、、、、、、、お」
お?
「あっ!緒方さん!来てくれたんですか?あっ、この子新しく入った笹原さん。亡くなった笹原先生のお嬢さんです。」
紹介されたので、慌てて
「初めまして、よろしくお願いします」
そう言うと、
「、、、、、、ウス。」
そう言って奥へ入ってしまった。