緒方くんとあたし。





「!!」



、、、、、なんだが不思議な気分だった。

会っただけの人がこんなことしてくれるなんて、いままであったかな。

そのリズムに合わせてあたしのビートもヒートアップしてくる。

「ダダンッ!!」

と最後のリズムが一緒に終わって、あたしはその人を見た。

その顔に浮かぶ笑顔を見て、つられてあたしも笑顔になった。

曲が終わってしまって、違うバンドの曲が流れてきた。

ヘッドホンをはずして、

「ありがとう、楽しかった」

と言うと、

「どーいたしまして」

と返ってきた。


ドキン。




、、、、、笑った?





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