守られるより守りたい!

昼休み。



「…亜稀ちゃん?」


「はい?」




千春に声を掛けられて、思わず変な声で対応してしまう。



「意識しっちゃってるよねぇ」


「へ!?」


千春の目が、あたしをみる。


…なんかいつもより鋭いんですけど。




「やっぱ亜稀ちゃん、坂城君の事ぉ…」


「な!!なんもないよ千春!!!うん!なーんも!!!ね!?」



あたしの言葉に「…うん」と微妙な反応をした千春は、なんだか不機嫌そうな顔をしていた。




< 71 / 76 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop