新米教師"L"
竜が教室の扉を開けると、生徒の声が飛んできた。
「鬼セン! 連城崎と何かあんのかー!?」
「…何か?」
竜が聞き返すと、生徒たちはニヤニヤしながら頷いた。
「お前ってさ、あんま笑わねーじゃん。
でも、連城崎といるとよく笑ってんぞ?」
竜は、そういわれて初めてその事に気づいた。
「…そう、なのか…」
竜はフッと笑い、生徒が発見したことについて考えた。そして…
「俺が気づかなかったことにお前が先に気づいたのが気に食わない。
今日の宿題をいつもの二倍にしよう」
「ぎゃーっ!?
鬼センオーボー!!」
「漢字を書けるようになってからその言葉を使え」
***
「鬼セン! 連城崎と何かあんのかー!?」
「…何か?」
竜が聞き返すと、生徒たちはニヤニヤしながら頷いた。
「お前ってさ、あんま笑わねーじゃん。
でも、連城崎といるとよく笑ってんぞ?」
竜は、そういわれて初めてその事に気づいた。
「…そう、なのか…」
竜はフッと笑い、生徒が発見したことについて考えた。そして…
「俺が気づかなかったことにお前が先に気づいたのが気に食わない。
今日の宿題をいつもの二倍にしよう」
「ぎゃーっ!?
鬼センオーボー!!」
「漢字を書けるようになってからその言葉を使え」
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