新米教師"L"
ガラリ。
カノンは1Dの教室の扉を開けた。
「カノンッ!? お前、その傷どうした!!?」
カノンの顔の傷を見るなり、セイとフワが駆け寄ってきた。
「ん…? や、何でもねぇよ」
弱々しく笑うと、カノンは自分の席に着いた。
しかし、セイはそれでは納得しなかった。
「何でもないわけねぇだろ! 何があった!? 言え、カノン!!」
カノンの肩を掴み、鬼のような形相でカノンを問い詰める。
カノンは、セイの手を振り払うとセイを睨んだ。
「…か、の…ん!?」
「てめェには関係ねぇだろ!! 放っといてくれよ!!」
いつもの明るいカノンの様子からは
想像できないような態度に戸惑うセイを無視し、
カノンは教室を出ていった。
エルが教室に入ろうとしていたところで、
カノンはエルに思いきりぶつかった。
「いって…! ちょ、カノン!? お前どこに…っ!」
エルは引き留めようとしたが、教室の暗い空気も気になった。
「…どう、した…!?」
エルの問いに、誰も答えることができなかった。
***
カノンは1Dの教室の扉を開けた。
「カノンッ!? お前、その傷どうした!!?」
カノンの顔の傷を見るなり、セイとフワが駆け寄ってきた。
「ん…? や、何でもねぇよ」
弱々しく笑うと、カノンは自分の席に着いた。
しかし、セイはそれでは納得しなかった。
「何でもないわけねぇだろ! 何があった!? 言え、カノン!!」
カノンの肩を掴み、鬼のような形相でカノンを問い詰める。
カノンは、セイの手を振り払うとセイを睨んだ。
「…か、の…ん!?」
「てめェには関係ねぇだろ!! 放っといてくれよ!!」
いつもの明るいカノンの様子からは
想像できないような態度に戸惑うセイを無視し、
カノンは教室を出ていった。
エルが教室に入ろうとしていたところで、
カノンはエルに思いきりぶつかった。
「いって…! ちょ、カノン!? お前どこに…っ!」
エルは引き留めようとしたが、教室の暗い空気も気になった。
「…どう、した…!?」
エルの問いに、誰も答えることができなかった。
***