普通の恋はできません!
ギィーバタン
後ろで屋上の扉が締まる音がした
屋上から見える校庭の時計はもう、チャイムが鳴る二分前
でも、今更
「あ、チャイム鳴るんで!」
なんて、言えない!
「あ、あの……??」
だんすぃ(男子)の背中い問いかける
この後、そのだんすぃから思いがけない答えが返ってくることになるのだった(((予告
「桜田組の跡取り。桜田かなみ」
……っ!?!?!?
なんで知ってるの!?
私は身構える
「……何故それを?というか、あなたの素性を吐きなさい。話はそれから」
「龍田組の跡取り。龍田蓮だ。」
……こーいーつーがぁぁぁ!?ただのいけ好かないだんすぃかと思ったわ!
「あ、あんたが!?」
「わりぃかよ」
そういやぁ、沙葉がいつぞや言っていた蓮君とやらの特徴を思い出した
・ウザイ目
・生意気な目
・ナルシストっぽい態度
・クールを気取ってる感じ
・黒い髪
・高い身長
・うざいオーラ
・何故かイケメン
たしかに、全てを満たしている
ほぇ〜、世の中うまくできてんねえ
「全部口に出てる」
「うえええええ!?」
________________
「いや、改めてありがとうございました」
もうチャイムは鳴って午後の授業に出るのを諦め屋上のフェンスに肘をおいてお礼を言う
「……」
無言かよ!
ということは、私はここから去ってもいい??
と、足を屋上の扉に向けた瞬間
「逃げられねぇよ?」
ビックゥゥ!
逃げられないだとぉぉ!?
「えっと……、龍田蓮さん……」
「蓮でいい。」
「あ、そう」
いきなり呼び捨てはできませんよ
「そのカッコ何?」
「ふぇ?」
一瞬なんのことかわからなかったけど、たぶん、この地味ぃな着こなしのことだろうか
「えっと……まぁ、親父がねー、過保護だからさ」
ははははは……
「ふーん。で、さっき襲ってたやつは大体なに特定できるわけ?」
なにって言ってんだからあんたも特定できてんでしょうよ
「龍田にも桜田にも、属さない組織……奏真組。」
「ご名答」
くっ……!!!!何様だぁぁぁぁ!!!!
「ぐっ……、おっほん。」
心中で少し取り乱したが平静を保って
「この姿で私の存在がバレているとなったら、どこまでの情報を知っているかわからない……でも、隠せていると思ってる情報は大体漏れていそうだ」
「だな」
お見通しなのか
後ろで屋上の扉が締まる音がした
屋上から見える校庭の時計はもう、チャイムが鳴る二分前
でも、今更
「あ、チャイム鳴るんで!」
なんて、言えない!
「あ、あの……??」
だんすぃ(男子)の背中い問いかける
この後、そのだんすぃから思いがけない答えが返ってくることになるのだった(((予告
「桜田組の跡取り。桜田かなみ」
……っ!?!?!?
なんで知ってるの!?
私は身構える
「……何故それを?というか、あなたの素性を吐きなさい。話はそれから」
「龍田組の跡取り。龍田蓮だ。」
……こーいーつーがぁぁぁ!?ただのいけ好かないだんすぃかと思ったわ!
「あ、あんたが!?」
「わりぃかよ」
そういやぁ、沙葉がいつぞや言っていた蓮君とやらの特徴を思い出した
・ウザイ目
・生意気な目
・ナルシストっぽい態度
・クールを気取ってる感じ
・黒い髪
・高い身長
・うざいオーラ
・何故かイケメン
たしかに、全てを満たしている
ほぇ〜、世の中うまくできてんねえ
「全部口に出てる」
「うえええええ!?」
________________
「いや、改めてありがとうございました」
もうチャイムは鳴って午後の授業に出るのを諦め屋上のフェンスに肘をおいてお礼を言う
「……」
無言かよ!
ということは、私はここから去ってもいい??
と、足を屋上の扉に向けた瞬間
「逃げられねぇよ?」
ビックゥゥ!
逃げられないだとぉぉ!?
「えっと……、龍田蓮さん……」
「蓮でいい。」
「あ、そう」
いきなり呼び捨てはできませんよ
「そのカッコ何?」
「ふぇ?」
一瞬なんのことかわからなかったけど、たぶん、この地味ぃな着こなしのことだろうか
「えっと……まぁ、親父がねー、過保護だからさ」
ははははは……
「ふーん。で、さっき襲ってたやつは大体なに特定できるわけ?」
なにって言ってんだからあんたも特定できてんでしょうよ
「龍田にも桜田にも、属さない組織……奏真組。」
「ご名答」
くっ……!!!!何様だぁぁぁぁ!!!!
「ぐっ……、おっほん。」
心中で少し取り乱したが平静を保って
「この姿で私の存在がバレているとなったら、どこまでの情報を知っているかわからない……でも、隠せていると思ってる情報は大体漏れていそうだ」
「だな」
お見通しなのか