明日晴れたら、
学力レベルがほとんど同じ薺ちゃんと一緒の高校に決めたら、なんと南くんも受けることを薺ちゃんから聞いた。
「どしたの、そんな驚いて」
「あ…、なんでもない!」
実は薺ちゃんに、南くんを好きだってことを話していない。
いくら、なんでも話せる親友でも、恥ずかしいから。
ばれないようにと、その場では喜べなかったけど、内心ものすごく嬉しかった。
南くんと一緒の高校に入るために、私はさらに勉強を頑張った。