明日晴れたら、
「美和ちゃんと悠弦くん付き合ってるのかと思ってたから、それ聞いて安心した! …まだ誰にも言ってないんだけど、美和ちゃんにだけ言うね」
次々と汐浬ちゃんから発されてくる言葉に、今から汐浬ちゃんが私になにを打ち明けようとしているのか、薄々わかってしまった。
…言葉の続きを、聞きたくないと思った。
今すぐブランコから飛び降りて、この場から逃げ出したいと思った。
ブランコを漕ぐ足は、ものすごく重たくなっていた。