明日晴れたら、
「実は私も南が好きだから協力できないって、言っちゃえば良いのに」
「えぇっ、む、無理だよ! 協力するって言っちゃったし、そんな、宣戦布告するようなこと、言えるわけないよ…」
「は、え、なに美和、あんた協力するって言ったの…?」
私は、自分でもどうして頷いてしまったのかわからない。
苦しくて、唇を噛んだ。
「協力するつもり? お人好しにもほどがあるわ…」
薺ちゃんはあきれたように首を振った。
私はなにも言えなかった。