明日晴れたら、
やっぱり
朝起きていつものように窓を開けると、私はいつもと違う感じに、一気に目が覚めた。
…冬の匂いだ…。
少しひんやりした空気が鼻からすー、と抜けた。
「もう冬かあ…」
早いなあなんて思いながら、学校に行く準備を始めた。
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長い長い授業もようやく終わり、放課後になった。
「美和、帰ろ!」
「あれ、薺ちゃん今日バイトは?」
「ない!」
「そっか! 帰ろう!」
並んで昇降口に向かっていると、後ろからぱたぱた足音と一緒に私を呼ぶ声がした。