明日晴れたら、
薺ちゃんの姿が見えなくなると、汐浬ちゃんは話を切り出した。
「あのね、私ね、最近悠弦くんとよく話すようになったの! 前より仲良くなれたの! すっごく嬉しい!!」
満面の笑みで本当に嬉しそうに話す汐浬ちゃん。
「あっ、うん、そっ、か…! 良かった…」
ウソです。ごめんなさい。
心の中はズキズキと痛む。
なんとか笑顔で言ったつもりだったけど、実際ちゃんと笑えているのかわからなかった。
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