明日晴れたら、
「帰るなら、一緒に帰ろう。…あ、増川がイヤじゃなければだけど…」
「…え……っ?」
…み、南くん……今、なんて…?
ええええなにこれなにこれ!? ドッキリ!?
「…増川?」
「っ!」
呼ばれて南くんを見ると、わずかに首を傾けて心配そうに私を見ていた。
…ドッキリ、じゃ…ない?
南くんが、そんなことするわけないもんね…
え……ど、どうしよう…っ
びっくりだけど、でも、すごく、嬉しい……っ!!
私は高鳴る胸を押さえて、少し熱くなった顔を隠すように俯けて頷いた。