明日晴れたら、
昇降口の段差のところに座って俯いていた。
…さっきの2人の姿が、頭から離れない。
「っ、…もう…やだ…っ」
「…増川?」
「っみ、南く…」
南くんの声に顔を上げて、また後悔。
心配そうに私を見る南くん。
その隣に、同じく心配そうな汐浬ちゃん。
さっき話していた残りの数人が来る気配がないから、きっと2人で抜けてきたんだ……。
「…どうしたの増川? 具合悪い?」
「………」
「美和ちゃん大丈夫…?」
汐浬ちゃんまでもがそう聞いてきて、私は幼い子どもみたいに黙ってこくんと頷いた。