明日晴れたら、
次の日の朝。
返事が来ていた。
『辛いかもしれないけど、もう少し好きなままでいたら? 諦めかけても、あと少し追いかければ叶うかもしれないよ。』
……もう素直に、言葉を受け止められなくなった。
こんな気持ちのまま南くんを好きでい続けるなんて、できない気がした。
一晩置いた今となっては、南くんを好きなのか、そうじゃないのか、わからなくなっていた。
…もう、自分の気持ちさえ、自分でわからなくなっていた。
重い気分で教室に入り薺ちゃんと話していると、ぱたぱたと足音が近づいて来て、
「美和ちゃんっ!」
「っ、…汐浬、ちゃん……」
……会いたくない人が、私に会いにきた。
私を呼ぶ汐浬ちゃんの顔は嬉しさに溢れていて、誰が関係しているのかなんて、聞かなくてもわかった。