明日晴れたら、
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買い物が終わり、「じゃあね」と手を振ると、高嶋くんは私の持つ買い物バッグをひょいと持った。
「え、高嶋くん…?」
「家どこ? 送ってく」
「え、え、大丈夫だよ! ほんとすぐだから!」
「俺が送りたいだけだから良いの。ほら、帰ろ」
申しわけなくて何回も首を振ったけど、高嶋くんは見事に全部スルー。
強引な高嶋くんになにも言えず、私は一緒に家に向かうことにした。
……ど、どうしよう…なにか話したほうが良いよね…?
でも、なに話せば良いの……!?
男子と2人きりにまだ慣れなくて、意識したとたんになにも話せなくなる。
「ねー美和、課題進んでる?」
「っえ、か、課題…?」
「うん。ね、量多すぎない? 難しくてわけわかんないし。もう俺終わる気しない」