明日晴れたら、






「…美和」

「うん? なに、薺ちゃん?」


「高嶋とあんなに仲良かったっけ?」

「え…?」




…あ、言われてみれば、高嶋くんと仲良くなったのって、冬休み入ってからだった。


そりゃ薺ちゃんもそう思うに決まってるよね。


私は薺ちゃんに、冬休み中に仲良くなって、一緒に遊びに行ったことを話した。





「……南は、どうしたのよ」


「…え…南くん…?」

「…なに、美和…南じゃなくて、高嶋のこと好きになったわけ…?」

「な、なに言ってるの薺ちゃん。高嶋くんは友達だよ?」

「…南は、どうなのよ」

「……南くんは…」



私は少し呼吸を置いてから口を開いた。





「…南くんを今好きなのか…わからない…」





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