明日晴れたら、
*第7章*

本当の想い







ーーー『…高嶋くん…私…』




…あの時ああ言ったけど、そのあと私は、一体なんて言うつもりだったんだろう……。


自分でもわからないくらい、あの時はすごく焦っていた。












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高校2年生、春。クラス替え。



私は南くんと同じ1組になったけど、2年生が始まってから、これといった会話はひとつもしていない。


ケンカしたわけでもないのに、なんとなく気まずい。




薺ちゃんは塔田くんと同じ3組。高嶋くんも3組。


汐浬ちゃんは4組になった。




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