明日晴れたら、
…頭が…混乱する……。
ちゃんと真っ直ぐ歩けているのか、わからない。
「…たとえば、南と長澤さんが付き合いはじめたらどうする? 平然としていられる?」
「っ、」
薺ちゃんの言葉を聞いて、それを想像したとたんに胸が痛みはじめた。
胸の奥を、爪を立てられてギュウ…と掴まれたような感覚に、耐え切れずに思わずしゃがみこむ。
苦しい…痛い……っ。
薺ちゃんは私の隣にしゃがむと、背中をさすりながら優しい声で言った。
「あたしはいつでも美和の味方だよ。頭と口で意地張ってないで、素直になりなよ、美和」