明日晴れたら、
「あの、ね、今日の放課後…図書室に来てもらえる?」
そう言ったとたん、高嶋くんの笑顔が切なそうな笑顔に変わった。
「うん、わかった」
頷いた高嶋くんは、そのまま教室を出てどこかへ行ってしまった。
…なんで、あんな表情したの…?
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今日は時間が過ぎるのがやけに早く感じた。
あっという間に放課後を迎え、緊張しながら図書室に向かう。
ドアを開けると、前と同じように背を向けて座る高嶋くんがいた。
「高嶋くん」
前の反省で、今回は小さめに声をかける。
振り返って「あ」と言った高嶋くんは、立ち上がって私と向かい合った。