明日晴れたら、
「…受験勉強の真っ只中で頑張ってる時に、俺がいたら、邪魔になるんじゃないかって、思ったんだ」
「……どういう、こと…?」
…頭の中が…混乱する。
そう聞くと、南くんは私を真っ直ぐ見た。
「……あの時、増川が俺のこと好きだって言ってくれて、すごい嬉しかったよ。でも、俺はそれを遠ざけた。…ごめん」
苦しそうな表情の南くんは、私から視線を外した。
でもすぐに、また目を合わせる。
さっきまでの苦しそうな南くんじゃなくて、真剣な南くん。
真っ直ぐすぎる視線に、鼓動がどんどん速くなっていく。
「…本当はあの時…俺……増川のこと、好きだったんだよ」