明日晴れたら、
……もう、私、ダメだ………。
力なく俯いた。
それと同時に、どんどん視界が滲んでいく。
「……そして今も、増川が好きです」
「…………えっ、」
目から涙がひと粒こぼれ落ちた瞬間だった。
ふわり、とあたたかさに包まれた。
「…俺は、増川が…好きです」
「…っ!」
とたんにぎゅっと込められる力。
……もしかして…今、私……南くんに、抱き締められてる…の………?
それを理解したとたん、すべての熱が顔に集まる。