明日晴れたら、
それから、行ける限りその場所に行き、相手を探ろうとしたけど全然現れない。
探りはじめた夏からあっという間に季節は過ぎ去り、もう冬になりかけた、ある日の放課後。
美和と別れて、今日も帰ったふりをする。
…これ、もうそろそろ面倒になってきた…。
寒くなってきたし風邪なんてひいたらシャレになんないから、もうそろそろ踏ん切りつけるか……。
ため息が白い雲に変わる。
……もう、良いかな。
美和は家に帰ったと踏んで、来た道を戻ると、
「…ぅあっ」
な、なんでまだいるの!?
…って、あれ…あの場所じゃん…。