明日晴れたら、
「…っえ、マジで!? まじ!? え、え!?」
「あーもううるさい!」
バシンと背中を叩かれる。……すげえ痛いぞ。
そうこうしているうちに、川上の家に着いていた。そのまま向かい合う。
「…あの、俺、川上がすげえ好きだけど、川上は?」
「…あたしも塔田のこと、すごい好きだけど」
……てことは…両想いってやつか…!?
「…じゃあ、これからよろしくな! 川上!」
そう言って、右手を差し出す。
それを見た川上は最初は目を丸くしていたけど、すぐに照れ笑いしながら俺の手を握った。
「よろしく、塔田」