明日晴れたら、
昴
…予想ついてたけど、やっぱり現実になるとキツいかも……。
「…ふ、はは、情けな、俺」
美和に振られたあと、俺は教室に鞄を取りに行った。
…美和に俺が見えてるなんて思ってなかった。
OKもらえるって確信してたわけじゃない。
だから……俺はなんにも傷つくわけないって、思ってたのに…。
「あれ、昴じゃん!」
「っ!」
教室を出て昇降口に向かっていると、後ろから呼ばれて振り返る。
「…あぁ、どうしたの?」
「なにオマエくっら!」