明日晴れたら、
それから冬休みに偶然会って、遊びに行ったりもした。
楽しんでくれているのはわかったけど、やっぱり、その目に俺は映っていないって、思ってしまった。
…心ここに在らず、って状態が何度かあったし、冬休み前の南くんへの視線のことも含め、美和は南くんが好きなんだと思った。
だから、ちゃんと振られて諦めをつけるために、冬休みが明けてすぐに美和を呼び出した。
ーーー『…高嶋くん…私…』
告白した直後に、なぜか現れた南くんを見るなり焦った様子の美和。
そう言った美和の声がどこか苦しそうで……
俺は、美和の目にしっかりと映る人の存在を確信してしまった。