明日晴れたら、
南くんとの1時間
次の日。
2時間目までは至って普通に過ごしていたけど、3時間目が始まる前の休み時間の時、急に頭痛に襲われた。
最初は、なんとか治るだろうと軽く思って薺ちゃんと話していたけど、治るどころかどんどん痛くなってきて、思わず顔をしかめたら、
「…あれ、美和? どうした?」
「っ!」
薺ちゃんは私の顔を覗きこんで尋ねた。
「なんか調子悪そう。どっか痛いんじゃない?」
…薺ちゃん、鋭い…。
「…ほ、ほんのちょっと、頭…痛いだけで、なんともないよ! 大丈夫!」
「保健室行きな!」
「えぇっ、大丈夫! 授業受けるよ!」
それに次の授業化学だし、昨日…じゃなくて今日の夜中に頑張って予習したから、それを無駄にしたくない…。