明日晴れたら、





先生は立ち上がると、私をベッドに寝かせた。



「ここで少し寝ていなさい」

「はい…」


優しく微笑むと、先生はカーテンをゆっくり閉めた。






「南くん、本当にテーピング自分でできるのね?」

「はい、大丈夫です」

「すまないね、助かるわ」



カーテンの向こうからそんな会話が聞こえたあと、ドアが開く音がして、先生が出ていったのがわかった。





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