明日晴れたら、




すると数分後、3人を連れた南くんが戻ってきた。

「ほら、あと少しだから、頼むよ」

「…わかったよ」


驚く私に、南くんが言った。

「ごめんね増川。今日風邪で川上いないんだったね。俺あとコレ作ったら終わるから手伝う」

「えっ、だ、大丈夫! もう終わるし!」


そう言っても南くんは笑って首を振り、自分の持ち場に戻っていった。




そのあと、本当に南くんが手伝ってくれて、薺ちゃんの分も作ってくれた。


終わったあと、男子3人はそそくさと帰っていった。

南くんはそれを見て苦笑すると、私に「お疲れさま」と言って優しく笑ってくれた。



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